普通振動計(振動レベル計) VM-53A|リオン(RION)

環境振動測定から設備診断まで、幅広く活用できるリオン製振動計 VM-53A

振動計測は、建設現場や製造現場、さらには環境調査において欠かせない分野です。その中でもリオン(RION)の「VM-53A」は、精度と信頼性の高さから幅広い業界で利用されてきた代表的な普通振動計です。
R4Rでは、この「VM-53A」の中古品を取り扱った実績があり、確かな性能と実用性を備えた1台として、多くのお客様にご活用いただいています。


製品概要と特長

測定の多機能性

VM-53Aは、以下の多彩な測定機能を搭載しています。

  • 振動レベル(Lv)、振動加速度レベル(Lva)の測定
  • 最大値ホールド機能:瞬間的なピークを確実に捉える
  • パワー平均(Lveq/Lvaeq):長時間の平均値を算出
  • 時間率レベル(L5、L10、L50、L90、L95):振動の発生頻度を定量化
  • 最大値(Lmax)、最小値(Lmin)の把握

このように、現場で必要とされる「一時的なピーク」から「長時間の変動傾向」まで幅広く測定できます。


幅広い測定レンジ

  • 振動レベル:25~120dB
  • 振動加速度レベル:30~120dB(0dB=10⁻⁵m/s²)
  • 周波数範囲:1~80Hz

水平・鉛直方向それぞれのJIS準拠特性に対応しており、環境振動評価や設備診断に適したスペックです。


記録と解析機能

  • メモリーカード対応(CFカード)
  • ストア機能:マニュアル/オートストア1/オートストア2
  • 長時間測定:最大199時間59分59秒まで設定可能

これにより、長期間のモニタリングや詳細なデータ解析に柔軟に対応できます。


用途と活用シーン

VM-53Aは、以下のような現場で幅広く利用されています。

  • 建築工事における環境振動測定
  • 機械設備の振動診断・保守点検
  • 道路・鉄道周辺の振動調査
  • 研究開発における基礎データ収集

JIS・計量法に基づいた測定が可能であるため、公的な調査や検定が必要な場面でも安心して使用できます。


R4Rでの取扱実績

R4Rでは、以下の仕様を備えた「VM-53A(中古)」を取り扱いました。

  • 本体・ピックアップ・専用ケース・乾電池を付属
  • JQA検定シール付き(有効期限:2026年4月)
  • 動作確認済み(電源投入、センサー応答良好)

中古計測器でありながら、検定済み・動作確認済みの状態で提供できるのは、R4Rの強みです。お客様は安心して導入いただけます。


まとめ

リオン「VM-53A」は、環境振動測定や設備診断において高い信頼性を誇る普通振動計です。
中古品であっても、検定済みかつ動作確認を経た製品であれば、コストを抑えつつ確かな性能を確保できます。
R4Rは今後も、現場のニーズに応える中古計測器を取り扱い、安心と効率を両立するソリューションを提供してまいります。