中古 HIOKI 3193-10 電力計(6ch・インバータモータ対応)

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HIOKI 3193-10 の概要

HIOKI(日置電機)製の「POWER HiTESTER 3193-10」は、電気機器やパワーエレクトロニクス分野の研究開発・品質保証において高く評価されている、最大6チャンネルの入力に対応した高性能マルチチャンネル電力計です。本器は、単相2線から三相4線までの様々な結線方式(回路)に柔軟に対応し、モータ、インバータ、省エネ機器、各種電源設備などの高精度な電力測定および効率評価を1台で同時に行うことができます。

特に、インバータモータの効率評価試験においては、インバータへの入力電力(直流または単相/三相交流)と、インバータからの出力電力(三相交流)、さらにはモータのメカニカル出力(トルク・回転数オプション併用時)までを同一のタイムベースで同時計測することが可能です。画面上には、電圧、電流、有効電力、無効電力、皮相電力はもちろん、力率、位相角、周波数、そして機器のエネルギー変換効率(%)までをリアルタイムで同時表示させることができます。これにより、時間変動を伴う負荷試験においても、各ポイントのデータを完全に同期させて、インバータやモータの損失・効率特性を正確に把握することができます。インバータモータ市場が急速に拡大する現代の産業界において、開発効率を劇的に向上させるためのコアツールとして機能します。

主な仕様

メーカー HIOKI(日置電機)
型番 3193-10
種別 6チャンネル電力計
測定入力 最大6チャンネル(電圧・電流各3ch)
対応回路 単相2線〜三相4線
アナログ出力 あり(D/Aアナログ出力)
モニタ出力 あり
インタフェース GP-IB(標準)

活用シーン

HIOKI 3193-10は、以下のような高度な電力計測および解析が必要とされる様々な現場で活用されています。

  • インバータモータの入出力効率評価: EV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド車)用の駆動モータシステム、産業用高効率モータ、エアコンなどの家電用インバータコンプレッサにおいて、入力側の直流/交流電力と出力側の三相交流電力を同期計測し、総合的な変換効率や各部の電力損失を精密に算出・評価します。
  • 電源設備の各回路同時計測: 太陽光発電用のパワーコンディショナ(PCS)や、無停電電源装置(UPS)、各種分散型電源システムにおいて、一次側(入力)と二次側(出力)の電力を同時測定し、システムの変換効率や高調波成分の影響、系統連系時の電力品質を多チャンネルで一括監視・記録します。
  • EV・HEV開発における電力測定: 車載バッテリーからインバータ、モータに至るまでの高電圧・大電流ラインのダイナミックな電力充放電特性を捉え、実車走行シミュレーション試験やベンチテストにおけるエネルギーマネジメントの最適化・データ解析に貢献します。

関連製品

HIOKI 3193-10は長年にわたり業界のスタンダードとして実績を築いてきた名機ですが、現在は生産終了(販売終了)となっています。日置電機における現行のパワーアナライザ・電力計の後継モデルとしては、さらなる高速サンプリングと高精度測定、モータ解析機能を強化した「PW3390」や、次世代のSiC/GaNパワー半導体を採用した超高周波インバータの評価に対応するフラッグシップモデル「PW8001」などがラインナップされています。これらの現行機種は測定精度や帯域幅が大幅に進化していますが、既存の検査システムや特定の評価手順において3193-10が指定されているケースも多く、中古市場における3193-10の需要は依然として高い状態を維持しています。

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