オーディオアナライザ VA-2230A|テクシオ(Texio / Kenwood)取扱実績


歪み・ノイズ測定や広帯域解析に対応するTEXIO製オーディオアナライザ VA-2230A

オーディオ信号の品質評価や部品検査、製品開発の現場で、「オーディオアナライザ」は必須の測定器です。テクシオ(Texio)製の VA-2230A は、周波数レンジや入力/出力レベル、フィルタ機能、さらに GP-IB インタフェースなどを備え、正確かつ多機能にオーディオ特性を評価できます。
R4Rではこの VA-2230A の中古品を取扱実績があり、音響機器開発や品質管理の現場で導入された経験があります。以下に特長、用途、導入メリットと注意点をご紹介いたします。


製品概要と主な仕様

以下は、VA-2230A の仕様および特徴です(メーカー公表情報および市場流通情報を参照)。現品とは仕様・状態が異なる可能性がありますので、あくまで参考としてご覧ください。

項目内容
メーカーTexio(テクシオ)/Kenwood グループ
型式VA-2230A
周波数レンジ5 Hz ~ 210 kHz TEquipment+1
入力レベル1 mV ~ 100 Vrms smart-inc.com.tw+1
出力レベル約 14.0 ~ 85.9 dBV(機種仕様により異なる)Scribd+1
入力インピーダンス約 1 MΩ TEquipment+1
フィルタ機能ハイパスフィルタ (HPF)/ローパスフィルタ (LPF):100Hz/200Hz/15kHz/20kHz/80kHz 等 Scribd+1
ノイズ特性・歪み評価SINAD 測定、全高調波歪み(THD)測定、S/N 比など複数測定機能あり TEquipment+1
インタフェースGP-IB 標準装備 TEquipment+1

主な測定可能な機能(メーカー情報より)

VA-2230A は、「オーディオアナライザ」として以下のような測定機能を備えています:

  • 周波数測定
  • AC レベル測定(交流入力)
  • 歪み測定:THD + N(全高調波+ノイズ)、高調波分析
  • S/N 比測定
  • DC レベル測定 / 出力信号ジェネレータとの組み合わせ測定
  • L/R 比率測定、SINAD 測定

また、DSP 処理を用いて高速・精度の高い測定が可能とされており、プリセットメモリ/自動シーケンス機能など操作性にも配慮があります。 Scribd+1


用途・活用シーン

以下は、VA-2230A の特徴を活かせる代表的な用途です:

  • ステレオオーディオ機器の出力特性評価(アンプ、DAC、スピーカー等)
  • ヘッドフォン・イヤホンの周波数特性および歪み評価
  • オーディオ部品 (コンデンサ、抵抗、トランス) の特性チェック
  • 電源/アンプなどのノイズ特性の評価
  • 品質管理ラインでの通過/不良判定(GO/NO-GO)用途

特にフィルタ機能(HPF, LPF)や広い周波数帯域があることから、低周波ノイズの除去や高域応答の確認に適しています。


R4Rでの取扱実績

R4Rではこの VA-2230A の中古品を以下の条件で取り扱った実績があります:

  • 本体及び入出力回路の動作確認済み
  • フィルタ機能・ゲイン設定等各種ノイズ・歪み測定の基本測定動作をチェック
  • インタフェース(GP-IB)接続性/動作良好
  • 入力レベル調整、測定レンジ切替など正常応答あり

お客様のご要望に応じて、仕様のコンディション説明・実機写真を提示できるようにしており、安心してご検討いただけるよう努めています。


導入メリットと注意点

メリット

  • 多機能でありながら、オーディオ特性の評価においては十分な性能を備えているため、新品と比較してコストパフォーマンスが良い
  • オーディオ機器開発・品質確認用途にすぐ適用できる測定機能が揃っている
  • フィルタや歪み評価など、多くの測定ニーズを1台でカバーできる

注意点

  • 中古品であるため、経年による入力回路のノイズ・ドリフトの有無を確認することが重要
  • 出力レベルや入力インピーダンスなど仕様が表記どおりでない場合もあり得るので、実機での確認が必要
  • GP-IB など外部制御インタフェースの接続性・ケーブル等の付属品の有無を確認
  • フィルタ動作/測定精度が長期間使われたものでは変動しているケースがあるため、校正状態もチェックすべき

まとめ

テクシオの VA-2230A オーディオアナライザ は、周波数帯域の広さや歪み・ノイズ測定機能等、多くのオーディオ測定用途に対応できる実力を持つ機器です。中古品であっても、R4R の取扱実績に基づき、動作確認済みの製品をご案内可能であり、コストを抑えながら品質要件を満たした評価環境を整えたいお客様に特におすすめできます。