電子負荷装置の動作モード|CC・CV・CR・CPの違いと使い分け

「とりあえずCCモードで」は間違い——測定目的で変わる4つの動作モードの正しい選択
電子負荷装置のCC・CV・CR・CPは、「何を一定にするか」が異なる4つの基本モードです。電源やコンバータの評価では、再現したい負荷の性質に合わせてモードを選ぶことで試験条件を明確にできます。
CC・CV・CR・CPの違い
Keysightと菊水電子工業の公式情報では、代表的な動作モードとしてCC・CV・CR・CPが示されています。CCは電流、CVは電圧、CRは抵抗相当、CPは電力を一定にする動作です。
| モード | 一定にする値 | 基本動作 |
|---|---|---|
| CC | 電流 | 入力電圧が変わっても設定電流を保つ |
| CV | 電圧 | 負荷入力端の電圧を設定値に保つ |
| CR | 抵抗相当 | 入力電圧に応じて電流を比例変化させる |
| CP | 電力 | 消費電力を一定に保つよう電流を調整する |
4モードの使い分け
CCは一定電流負荷、CVは負荷端電圧を一定にする試験、CRは抵抗性負荷の模擬、CPは定電力で動作する機器の模擬に使います。評価対象ではなく、再現したい負荷特性からモードを決めるのが基本です。
バッテリーの充放電試験や試験手順はバッテリー評価での電子負荷装置の活用へ分けています。
モード選択で確認したい点
モードごとに設定範囲や動作可能領域が異なるため、定格電圧・電流・電力だけでなく、使用モードの設定範囲を確認します。負荷急変を見る場合は、スイッチングやシーケンス機能の有無も確認します。
必要な動作モードに加えて、電圧・電流・電力の範囲が決まったら、中古電子負荷装置の取扱一覧から候補を確認できます。各モードの対応範囲や付属品は、検討する機種ごとに確認してください。
よくある質問
Q. CCとCPはどう違いますか?
A. CCは電流を、CPは電力を一定にします。入力電圧が変化したときの電流の動きが異なります。
Q. CRは実際の抵抗器と同じですか?
A. 抵抗性負荷に近い関係を電子的に再現しますが、電子負荷の動作範囲や応答特性があります。
Q. モードは途中で変えられますか?
A. 機種によります。シーケンスやスイッチング機能を持つ製品では条件を変化させられます。
生産終了品や掲載のない型番については、R4Rが国内外の流通在庫を確認します。
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まとめ
CC・CV・CR・CPは一定にする値が異なります。評価対象と再現したい負荷特性を整理し、必要なモードと動作範囲を確認して選びましょう。


