気密測定器とは?住宅・工業用の種類と選び方をわかりやすく解説

「気密測定器 中古」で探している方へ——C値測定から工業用リークテストまで、用途別に整理します

「気密測定器の中古品を探しているが、どれを選べばいいかわからない」

「住宅用と工業用で気密測定器の種類が違うのか?」

「C値測定に必要な機器はどれか?」

「気密測定器」という言葉は、住宅の気密性能測定と工業製品のリーク(漏れ)試験の両方で使われます。用途によって必要な機器が全く異なります。R4Rでは建設会社・工務店・製造業の担当者から気密測定器に関するご相談をいただきます。本記事では用途別に機器の種類と選び方を整理します。

Q. 気密測定器には住宅用と工業用があるのですか?

A. はい。それぞれ全く異なる機器です。

用途主な機器測定対象規格
住宅の気密性能測定ブロワードアテスター建物全体の隙間量(C値)JIS A 2201・ISO 9972
工業製品のリーク試験差圧式・流量式リーク試験機部品・配管・容器の漏れ量製品仕様・業界規格に準拠
ガス漏れ検知ガス検知器・ハロゲンリーク検出器冷媒・ガス配管の漏れ箇所フロン法・高圧ガス保安法

住宅用:ブロワードアテスターとC値測定

ブロワードアテスターとは

住宅の気密測定では、建物の開口部(窓・ドア)に送風機を取り付けて室内を減圧し、外気の流入量から建物全体の隙間量を計算します。この測定に使う装置がブロワードアテスター(気密測定器)です。

C値とは

気密性能の指標で「相当隙間面積」と呼ばれます。

C値(㎠/㎡)= 住宅全体の隙間面積(㎠)÷ 延床面積(㎡)

C値が小さいほど気密性能が高く、0.5㎠/㎡以下が高気密住宅の目安とされています。

測定の流れ

  1. 換気口・給気口を全て塞ぐ
  2. 窓・ドアをすべて閉鎖・施錠する
  3. ブロワードアテスターを開口部に設置
  4. 送風機で室内を減圧(外気圧との差を50Paまで作る)
  5. 圧力差ごとの通気量を5点以上測定
  6. データからC値を算出・証明書を発行

代表的な機種

  • コーナー札幌 KNS-5000C:国内の住宅気密測定で最も広く使われている機種。JIS A 2201に対応
  • ドルフィン2(ヤマイチ):Bluetooth接続でスマートフォンへのリアルタイムデータ転送が可能な最新モデル

中古市場での注意点:気密測定器は年1回の校正が必要です。中古品を購入する際は、最終校正日と校正証明書の有無を必ず確認してください。校正については中古測定器の「校正」は必要?費用・種類・選び方をR4Rが解説もご参照ください。

工業用:リーク試験機の種類と選び方

工業製品(自動車部品・配管・容器・電子部品など)の気密試験では、製品の微細な漏れを定量的に検出するリーク試験機が使われます。

主なリーク試験方式の比較

試験方式原理検出感度主な用途
差圧式加圧後の圧力降下を測定中〜高感度自動車部品・配管・容器の量産検査
流量式定圧時の流量を測定中感度大容積品・比較的大きな漏れの検査
ヘリウムリーク試験ヘリウムガスの漏れをマスペクで検出超高感度半導体・医療機器・宇宙機器
水没式(泡立て)水中での気泡を目視確認低〜中感度簡易検査・漏れ箇所の特定

工業用リーク試験機の選定ポイント

  • 必要な検出感度:製品の漏れ基準値(cc/min・Pa・m³/sなど)を確認して対応機種を選ぶ
  • 被試験体の容積:容積が大きいほど差圧変化が小さくなるため、感度の高い機種が必要
  • サイクルタイム:量産ラインへの組み込みには測定時間(充填・安定・測定・排気)の合計が重要
  • 接続方式:被試験体への接続治具(マスター・ワーク)の設計が必要

中古気密測定器の導入メリット

気密測定器・リーク試験機は新品では高額になりやすいカテゴリーです。特に工業用の差圧式リーク試験機やヘリウムリーク検出器は数百万円〜になるケースもあります。

  • コスト削減:新品の30〜60%程度で同等性能を確保できるケースが多い
  • 即納対応:新品の納期が長い場合、中古在庫品で対応可能
  • 予備機・バックアップの確保:生産ライン用の予備機として同型機を確保

中古計測器の導入メリット全般については中古計測器を購入するメリット・デメリットとは?失敗しない選び方をR4Rが解説もご参照ください。

R4Rへのご相談

R4Rでは気密測定器・リーク試験機の中古品の取り扱いおよびお探しに対応しています。

  • 住宅用気密測定器(ブロワードアテスター)の在庫確認
  • 工業用差圧式・流量式リーク試験機のお探し
  • 在庫にない機種でも国内外のネットワークで対応
  • 校正証明書付きでの納品対応

「型番は決まっていないが、こういう試験がしたい」というご相談レベルからお気軽にどうぞ。

まとめ:気密測定器の選び方

  1. 住宅のC値測定→ ブロワードアテスター(KNS-5000Cなど)。JIS A 2201対応・年1回の校正が必要
  2. 工業製品の量産検査→ 差圧式または流量式リーク試験機。感度・容積・サイクルタイムで選ぶ
  3. 微細な漏れの精密検査→ ヘリウムリーク試験機(半導体・医療機器向け)
  4. 中古導入時は校正証明書の確認が必須

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